滋賀県近江八幡市教委は9月から、公立中学校の部活動は平日の午後4時45分までとし、平日のそれ以降の時間や休日の活動は地域クラブ活動に委ねた。生徒の活動機会を保障しつつ、教員の長時間労働の解消にもつなげる狙いだ。市教委では今後、アンケートなどを通じて改善を進めていく方針。
同市では昨年度から、市立中学校4校に部活動に関する連絡調整や部活動指導員の研修などを担う「部活動主事」を2人ずつ配置するなど、部活動への支援を進めてきた。
9月から、部活動は教員の勤務終了時刻の午後4時45分まで。10分間の休憩・移動の時間を経た午後4時55分以降は「公的地域クラブ」が担う。
地域クラブは市教委が運営し、地域指導者や兼職兼業教員が指導する。午後4時45分までは部活動指導員、55分以降は地域指導者というような勤務もできるようにし、指導者の数を確保した。
部活動、地域クラブ共に学校施設を活用する。長時間の活動にならないよう、平日は部活動・地域クラブ活動を合わせて1日2時間、休日は3時間以内で、1週間当たり11時間を上限とする。事故などに備え、地域クラブではスポーツ安全協会の保険に加入する。
生徒は部活動に加え、二つまでの地域クラブに加入可能。部活動と地域クラブで別の活動に参加することも、部活動・地域クラブ活動共に同一の種目に参加することもできる。
在籍校で活動する地域クラブに参加することが前提だが、在籍校で活動する地域クラブに参加したい活動がない場合には他中学校で活動する地域クラブに参加することも可能だ。
参加費は原則徴収しない。ただ、今まで部活動として設置していなかったが、地域クラブの取り組みを進める中で市教委が独自に開設したクラブは年間500~2千円を徴収する。