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いじめ・不登校の未然防止へ 指導課に「統括心理アドバイザー」新設

 児童・生徒の心理状態を把握し、学校適応に関する問題を未然に防ぐ手だてなどを打ち出す「統括心理アドバイザー」。これからの教育を見据え、東京都千代田区教委が本年度から指導課に設置した新たな心理職だ。学校や教員を支援・指導する部署への設置は都内を含めて全国的にも珍しいという。指導主事と共に行動し、学びの基盤になる学級経営のさらなる充実へとつなげていきたい考えだ。

東京・千代田区教委 教員らのスキル底上げ、学級経営を充実

 子どものいじめ・不登校が深刻な社会問題になっている昨今。文科省の調査によれば毎年、その数は過去最高を更新している。同区が重点に置く施策の一つは、その防止対策を推進することだ。例えば、教室以外の居場所として校内教育支援センターや適応指導教室などを設置。3Dメタバースを使ったバーチャル・ラーニング・プラットフォーム(ネット上の仮想空間で、他の子どもや支援員と交流しながら学べる教育支援ツール)の構築などにも取り組んできた。

 子どもの多様性に応じた学びの環境を充実させる一方、教育行政として子どもの心理を把握した上で対応しようとする動きも出てきた。そこで昨夏から心理の専門性を有する「統括心理アドバイザー」の設置(学校問題対策専門員として採用)を検討してきたという。

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